その8 「ポケモンとして軸がぶれている」

「あー、本当に久しぶりだなおい」

「そうですねぇ……。前回の更新が8月……ぐらいでしたっけ?」

「ってことは約半年ぶりかー。いやー、本当に長かったね」

「だいぶご無沙汰なので一部キャラクターの喋りに違和感があるかもしれませんが、僕たちは気にしないことにしましょうね」

「って、ちょっとちょっと、あんたたち!! アイコン間違えてるわよ!」

「おわっ!? ほ、本当だ!!」

「い、いつの間にかポケ書さんのところのアイコンになっていた!?」

「あんまり久々だったから自分がどんなアイコンだったかも忘れちゃったね!」

「まったくもう……」

「いやー、久しぶりに表情のついたアイコンで出られますね!」

「待ちなさい、フロート。あんた忘れ物してるわよ」

「……」

「はっ!? な、ない!? 僕の頭パーツが消えた!?」

「あれって取り外し可能だったのか……」

「そうそう、久々といえば、今日私の旧友が来ることになってるのよね」

「お、1年経ってようやく新キャラか!」

「誰が来るのー?」

「ホウエン地方から来るんだけど、ザングースの『すぅ』っていうの。
おとなしくてとっても良い子なの」

「あ! 僕も昔会ったことあるよ!
謙虚で物静かな子だったよね」

「でも何故わざわざホウエンから、このジョウトに?」

「なんでもジョウトの大学に通うらしいから、コガネまで一人暮らしをしに来るらしいの」

「でもザングースって凶暴なイメージがありますが……、その子はおとなしいんですか?」

「ええ、他のザングースにも見習って欲しいほどおとなしいし、静かでおしとやかな子よ」

「それは♀としてお前も見習った方がいいな!」

「なんか言った?」

「いえ、何も」

「そういえば、今更だけどかげろーとぜるるのアイコンが変わってるわね」

「おう、前のが気に入らなかったから変更届出しといたんだぜ!」

「変更届出せば変えられるの!?」

「受理されない場合もあるけどね」

「それは単なる気まぐれなのでは……」

「細かいこと言ってると出番少なくなるよ」

「マジですか」

「しっかしだいぶ変えてきたわね」

「初登場の巻と最新刊が全く別人の漫画みたいだな!」

「遊☆戯○王の海馬とか」

「らき○すたのこなたとか」

「あんたたち、全く隠せてないわよ」

「あとポケスペも1巻と28巻比べてみると全然違う絵になってるよな!」

「それは描いてる人自体が変わってるから」

「逆にWEEDとかはあまり変わってませんよね」

「あれは描き方が定着してるからじゃないか? 全部同じような犬だs」

「おぉっと、あまりファンの人を怒らせない方がいい……ですよ」

「そういえば、すぅも漫画とかアニメとかが大好きだったわねぇ……」

「らいちの部屋の本棚って小説のほかにも漫画とか結構あるもんね」

「やはり友達からの影響って意外と大きいものですよね」

「親しい友達とかが薦めて来たり熱中してるものって、ちょっと興味がわいてきちゃうもんね」
――ピンポーン

「あ、ウワサをすれば」
――ピンポーン

「はいはーい、今開けまーす」
――ピンポピンポピンポーン

「……ちょっとしつこいですね」

「すぅじゃないのかしら」
ガチャッ

「……」

「あら? どちら様ですか?」

「……っと、……た」

「あの」

「ぜ……っと、や……た」

「あのー」

「……」

「な、なんですか……」

「あぁ、愛しのぜるる!!!!! まいすうぃぃとぶぅらぁずわぁぁぁぁぁあああ!!」

「ん?」

「ってぎゃあああああああああああ」
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